億万長者マーク・キューバン氏「次はこの資産クラスが暗号資産になる」

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億万長者マーク・キューバン氏「次はこの資産クラスが暗号資産になる」

億万長者投資家のマーク・キューバン氏は、チップが新たな資産クラスとして「次の暗号資産」になると語った。この発言は、米国市場でコンピューティングパワーに関する初の規制先物が開始される数週間前に出た。

キューバン氏はそれ以上の説明は加えなかった。半導体メーカーは記録的な需要を記録し続けている。しかし、取引所は処理能力の標準化に向けて動き出している。

チップという資産クラスが初期の暗号資産と重なる理由

キューバン氏はこの主張を一言にまとめた。

Chips as an asset class will be the new crypto

— Mark Cuban (@mcuban) August 15, 2026

希少性が比較の根拠。高度なプロセッサーは供給不足が続く一方で、買い手は入手可能なあらゆるユニットに対して激しく競り合う。ビットコインも初期には同じ論理で語られてきた。

キューバン氏はデジタル資産に対して冷淡になりつつある。5月には自身のビットコインの大半を売却。同月、ブロックストリームのアダム・バックCEOがキューバン氏のビットコインデータに異議を唱えた。

一方、同氏は人工知能関連の政策提案を引き続き発信。5月にはAIトークンの連邦税導入案を示し、批判者を暗号資産初期の反対者になぞらえた。

ただし、この類似には明確な限界もある。トークンはパブリック台帳上で決済され、24時間取引される。これに対しチップはデータセンター内で使用され、劣化し、新型登場とともに価値を失う。

Nvidia四半期データセンター収益Nvidia四半期データセンター収益 出典:BeInCrypto

ウォール街はすでにシリコンを織り込む

CMEグループはこの構想を10月5日に実商品化する。取引所はNYMEXでシリコンデータH100とB200のレンタル指数先物を上場予定。各契約はGPUレンタルコスト1か月分が対象。

コンピュートはAI時代の通貨となった...われわれの先物商品は、コンピュートを標準化された取引可能なコモディティに転換する。

Pete Keavey、CMEグループ グローバル・エネルギー・環境商品ヘッド(CME経由)

現時点ではヘッジが関心の背景。AI開発者やクラウド運営企業はレンタル費用の変動リスクを抱えるため、先物カーブによって数か月先の予算固定が可能となる。

需要データもこの仮説を裏付ける。Nvidiaのデータセンター収益は4月26日までの四半期で752億ドルとなり、前年比92%増。投資家は次回決算発表動向に注目している。

同期間の全社売上高は816億ドルで、1年で85%増加。ジェンセン・ファンCEOは今回のAI投資を「過去最大のインフラ拡張」と表現した。

さらに、供給をめぐる地政学も影響を及ぼす。中国の半導体輸出は7月に23.9%増加し、世界的なチップ需要の高まりが表面化。ただし、米国の輸出規制が、北京を国産メモリーチップ推進へと向かわせている。

キューバン氏の比較は両刃の剣。暗号資産は高いリターンを生んだ一方、急落や投機過熱も招いた。チップが同様の軌跡をたどるかは、10月に取引が始まる先物の動向が試金石となる。

jp.beincrypto.com でPhil Haunhorstによるオリジナル記事 億万長者マーク・キューバン氏「次はこの資産クラスが暗号資産になる」 を読む