暗号資産市場は過去1週間で約22%上昇し、ビットコイン(BTC)やイーサリアム(ETH)といった主要資産が数カ月ぶりの高値を記録した。
複数の需要指標で改善が見られる中、こうした上昇局面が広がっている。ただし、各指標にはまだ留意点が残り、回復基調は強まったものの、全体的な裏付けには至っていない。
ステーブルコインの流入転換へ動き強まる
流動性改善の兆しはステーブルコインのフローにも表れている。ステーブルコインのネットフローは、取引所で取引可能な流動性の水準を示す。持続的な流入は暗号資産の買付に充てられる資金が増え、市場の即時流動性が増大する一方、流出が優勢だと流動性は縮小する。
アナリストのCW8900氏によれば、ネット流入は4月以降減少に転じ、その後の数カ月は流出が目立ち、BTCは5万8000ドル付近まで下落した。
同氏によれば、その後このパターンは逆転した。流出幅が縮小し、流入が始まり、ネット流入基調への転換が近づいている状況という。
「資金流入が続けば、市場は上昇傾向を維持する。そして資金流入の勢いが止まれば、調整局面を迎えるだろう」と投稿で述べた。
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ETF流入、主要アルトコインにも拡大
市場回復とともに機関投資家の需要も再び強まる動き。8月24日には現物ビットコインファンドが3億3756万ドル、イーサリアム商品が1億1557万ドルの資金流入を記録し、流入が続いた。
小型カテゴリーへの動きも見られた。ソラナ(SOL)ファンドには3349万ドルと12月15日以来最大の1日流入となった(SoSoValue調べ)。XRP(XRP)商品にも1382万ドルが入った。
こうした日次データを合算すると、BeInCryptoが報じた通り、ビットコインとイーサリアムファンドは2025年10月以来最も強い1週間となった。
ただし、アナリストのDarkfost氏はこの回復局面をより長期的な減少トレンドと比べて分析。直近の流入は全体傾向を覆すほどには及んでいないと指摘した。ETFは2026年もネット売りが継続し、保有ビットコインは年初来で約9万2000BTC減少した。
📊 While Saylor has paused his purchases for several weeks now, ETFs are continuing to accumulate.
— Darkfost (@Darkfost_Coc) August 24, 2026
Over the past 30 days, ETF demand has grown by roughly 26 000 $BTC .
This marks a clear progression, helping to structure short-term demand.
👉 That said, since the start of 2026,… pic.twitter.com/02CV3fuexA
米国内の暗号資産需要、下げ幅縮小もマイナス圏
コインベース・プレミアム・インデックスも上昇の妥当性を示す指標となる。この指数はCoinbase ProとBinanceでの価格差を示す。
プラスなら米国投資家の買い意欲が強く、マイナスならその圧力が減退していることを示す。BTC、ETHともにゼロ付近まで回復しつつある。
イーサリアムは-0.004、ビットコインは-0.014で、いずれも8月中旬の-0.10付近から回復した。ただし、ゼロはまだ超えていない。
CryptoQuantのデータによれば、いずれも5月初旬以降マイナス圏にとどまる。過去の例からも、単発でプラス転換しても過信は禁物とされている。例えばビットコインは5月初旬に0.0027まで上昇したが、その後再び低下した。
総合すると、市場は流動性改善、ETF需要の高まり、米国買い圧力の回復などが見られる。ただし、ステーブルコインは持続的流入を目指す段階にあり、ETFは年初来でマイナス、コインベース・プレミアムもゼロ未満にとどまるため、全ての主要需要指標からの裏付けは得られていない。
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https://youtu.be/e58MUFSEZhMjp.beincrypto.com でKamina Bashirによるオリジナル記事 暗号資産需要回復の兆し、確証は未だ を読む