ビットコイン、8月の24%上昇後に3つの警告

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ビットコイン、8月の24%上昇後に3つの警告

ビットコイン(BTC)は8月に約24%上昇し、2026年で最大の月間上げ幅となった。今月の急騰により、価格は6万ドル台から一時8万ドル超へと到達。

しかし、8月終盤にかけて3つの警告が浮上している。取引所残高、上場投資信託(ETF)フロー、現物需要のすべてが弱含みとなってきた。

ビットコイン(BTC)1カ月間の価格チャート 出典:BeInCrypto Marketsビットコイン(BTC)1カ月間の価格チャート 出典:BeInCrypto Markets

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ビットコインの警告強まる バイナンスの準備金が2026年最高水準

CryptoQuantのデータによると、バイナンスのビットコイン準備金は約68万7000BTCと、2026年で最高水準となった。準備金は4月下旬に61万7000BTC付近まで減少したが、その後反転。8月に入り積み増しペースが加速し、ビットコインとともに増加した。

トレーダーは通常、売却やヘッジ、担保差し入れのために取引所へコインを移動する。従って、上昇局面で残高が増えると、売却可能な供給が直ちに市場で増える。

ただし、数字自体がすべてを証明するわけではない。ウォレットの再編成やカストディ変更、マーケットメイクによる移動も残高増加に寄与する。

それでもこの供給は最大手取引所に滞留しており、取引所のステーブルコイン準備金が減少していることで、吸収に回せる待機資金が減っている。

「主要レジスタンス付近でバイナンスの準備金が年初来高値にあるのは警告サイン。8万ドル超への再上昇は、現物需給やETFの買い需給が、この供給を吸収できるかどうかにかかっている」とXWIN Japanは述べている。

ETF流入連続記録が途切れ 週間需要は半減

一方、米国の現物ビットコインETFは8月28日、2億180万ドルの純流出を記録したとSoSoValueのデータが示している。大幅な上昇が続いていたビットコインが過去最大の週間上昇幅を記録したのと同時に、9営業日連続の流入がここで途切れた。

他の主要商品は同日もプラスを維持。イーサリアム(ETH)ファンドが1億218万ドル、XRP(XRP)とソラナ(SOL)のファンドがそれぞれ2620万ドル、1808万ドルの資金を集めた。

週間ベースでも流入は鈍化。8月28日までの1週間では純流入額が51.8%減の9億245万ドルとなり、前週の19億2000万ドルから大きく後退した。

マイナスとなった1営業日だけで反転を断言することはできない。ただし、ETFフローはビットコイン需要の主な源であり、勢いの鈍化は無視できない。

上昇要因に現物買いよりレバレッジ関与か

アナリストのCrypto Rover氏は、週末の上昇相場には現物勢の参加が乏しかったと指摘した。

「週末、BTCは上昇しているが現物の累積出来高変動(CVD)はほぼ横ばい。つまりこの上昇にはレバレッジの力が強く働いている可能性がある。直近で同様の傾向を確認した際は、ビットコインが8万1000ドルから7万7000ドルへ急落した」と投稿した。

現物の累積出来高変動(CVD)は、現物市場における積極的な買い手と売り手のバランスを測る指標。上昇局面でCVDが横ばいとなる場合、強い現物需要による上昇でなく、デリバティブやレバレッジポジションが主導している可能性がある。

ただし、すべてのアナリストが同様の解釈をしているわけではない。GSRのアンディ・ベーア氏は、8万ドル突破をETF需要とショートポジションの清算を土台とした新たな市場局面と捉えている。

季節要因も安心材料とはなりにくい。Coinglassのデータによると、9月は2013年以降で平均3.08%の下落となっており、年間で最も弱い月となっている。

ビットコイン月次リターン表。9月の季節性傾向が示されている 出典:Coinglassビットコイン月次リターン表。9月の季節性傾向が示されている 出典:Coinglass

直近3年は逆の動きも見られた。直近3年の9月はすべてプラスで終え、2025年は5.16%、2024年は7.29%の上昇を記録した。

今後の取引で、現物・ETFの需要がバイナンスに滞留するコインを吸収できるか注目したい。

公式YouTubeチャンネルでは、リーダーやジャーナリストによる専門的なインサイトを動画で解説

https://youtu.be/jwJKawFgsiI

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