サム・アルトマン氏、室温超伝導に本気か 「やってみよう」と発言

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サム・アルトマン氏、室温超伝導に本気か 「やってみよう」と発言

サム・アルトマン氏が、室温超伝導体を探すというオンラインの挑発に応じ、「やってみよう」と皮肉の投稿に返答した。

この発言は、OpenAIによるミレニアム懸賞問題達成の主張を巡る論争のさなかに飛び出した。同社は、同社のエージェントが賞金100万ドル相当の7大数学問題のうち1つを解決したと主張している。

話題を呼ぶ挑発、ミレニアム問題をめぐる対立の波紋

ある開発者がOpenAIに対し、残りのミレニアム問題も解決すれば懐疑論者を黙らせられると皮肉を投げかけた。サム・アルトマン氏は「ok fine(わかった、いいだろう)」と短く返答した。

ok fine

— Sam Altman (@sama) September 8, 2026

その数時間後、別の利用者がアンソロピック社が密かに室温超伝導体を発見したとの皮肉な憶測を投稿した。このジョークは、競合他社が記者発表に先んじるために1万体のエージェントを88時間投入するかもしれないと警告している。投稿内の数値はいずれも、OpenAIの物議を醸すナビエ-ストークス証明について同社が公開した内容を引用したものである。

you know what

let's try

— Sam Altman (@sama) September 8, 2026
Sam Altman. Source: X

この話は既に異論が出ている。ニューヨーク大学のトリスタン・バックマスター氏やアンソロピックのレヴェント・アルポゲ氏など2人の数学者が、OpenAIの成果が自身らの未発表研究に依拠している可能性を指摘している。OpenAI側は関与を否定している。

アルトマン氏は、皮肉を軽く受け流す代わりに、やり取りを積極的に楽しんだ。同氏のわずか5語の返答で、GPT-6 Astraローンチを巡るお馴染みの冗談が、公開の場での新たな挑戦となった。

サム・アルトマン氏の室温超伝導体挑戦が持つ意味

スマートフォンを充電すると背面が温かくなる。これは電気が普通の配線を流れる際に失われてしまう熱であり、エネルギーの無駄である。超伝導体であれば、電流は抵抗ゼロで流れ、エネルギー損失がない。

ただし課題は温度だ。既存の超伝導体は極低温や高圧が必要となる。室温で動作する超伝導体が実現すれば、電力網や充電器、半導体設計の無駄なロスを大きく抑えられる。このため物理学者は数十年にわたりその発見を追い続けてきた。

室温超伝導体に関する噂を裏付ける証拠は一切なく、アンソロピック社から公式発表もない。一方、同社の研究者が今週、超知能の安全性への警鐘を理由に辞職した。超伝導のためではない。この研究者はアンソロピックとOpenAIで3年間プレトレーニング研究に従事していた。

アルトマン氏の返答は、あくまでユーモアのやり取りであり、具体的な計画ではない。それでもOpenAIは自ら公の挑戦を背負う格好となった。冗談から何らかの動きに発展するかは、まもなく明らかとなる見通し。

jp.beincrypto.com でPhil Haunhorstによるオリジナル記事 サム・アルトマン氏、室温超伝導に本気か 「やってみよう」と発言 を読む