バンカメが2026年末の金価格目標を設定

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バンカメが2026年末の金価格目標を設定

バンク・オブ・アメリカ(BofA)は、今後3カ月間で金価格が4000ドルを下回ると予想している。同行は第4四半期で1トロイオンスあたり平均4000ドルになると見込む。

金価格は水曜日に4100ドル付近で推移した。米国のインフレ指標が予想を上回ったことが背景。現在は1月下旬の過去最高値(5598ドル)からおよそ27%安。

BofAが金価格は4000ドル未満と見る理由

BofAの需要トラッカーによると、主要な買い手の購入量は前年比16.6%減少。インドの輸入は77.8%減少し、中国の輸入は39.3%増加した。

第2四半期には宝飾品需要も弱含んだ。ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)のデータによれば、米国で25%減、インドで15%減、中国で28%減。

一方、金ETFが保有する金は過去最多の4256トン。BofAは、投資家が解約を始めれば売り圧力が高まる恐れがあると警告している。

中央銀行による売却リスクも指摘されている。同行は10月12日付のノートで直接この点に言及した。

「中東情勢が再び緊迫する中、中央銀行が再び売却に動くリスクがある」

バンク・オブ・アメリカのアナリスト

トルコは8月までに純計82トン、ロシアは56トンを売却したと、WGCは報告。しかし、中央銀行全体では8月だけで39トンの純増となった。

米連邦準備制度理事会(FRB)が金価格下落のカギを握る

9月の消費者物価は前年比3.7%上昇し、3.6%の予想を上回った。コアインフレ率は2.6%で、こちらも市場予想を上回った。

FRBは9月に政策金利を3.75〜4%に引き上げた。関係者は年内にさらに1回の利上げを示唆している。

BofAは、金価格が底を打つのはFRBが引き締めサイクルを終了した後になるとみる。米ドル高が一服しイラン情勢への懸念が和らぐことも支援材料となる。

通貨価値切り下げへの懸念が再燃すれば、金価格上昇の道筋も描ける。一部のトレーダーは同行の慎重な見方を逆張りのシグナルとみている。

Gold won't hold above ,000 over the next 3 months, warns Bank of America 🚨🚨 Gotta be bullish right? pic.twitter.com/kgmbiuamPM

— Barchart (@Barchart) October 13, 2026

2027年に金価格は5000ドルとの見方も

BofAの予測は来年から上昇方向に転じる。同行は2027年第1四半期に4750ドル、第2・第3四半期には5000ドルと見込む。

ゴールドマン・サックスも同様の見通しを持つ。2026年末の目標を4650ドルに引き下げたが、2027年は5400ドルを維持。

金価格は3950ドルが下値サポートか

日足チャートもBofAの直近慎重姿勢を裏付ける。金は1月以降、8月初旬を除き弱気のスーパートレンド下で推移してきた。

8月から9月にかけてヘッド・アンド・ショルダー型を形成。ネックラインの4330ドルを9月中旬に割り込み、3950ドル付近がターゲット。

この水準はフィボナッチリトレースメント0.5(3943ドル)と一致する。3900〜4000ドル台は6・7月にも売り局面を支えたゾーン。

4300〜4400ドルには上値抵抗帯が控える。フィボナッチ0.382(4333ドル)、50日移動平均線、スーパートレンドが収束している。

3900ドルを下抜けすれば下落トレンドの深まりも。BofAは以前、第4四半期に3750ドルの安値もあり得ると指摘していた。

金日足チャート 出典:Tradingview金日足チャート 出典: Tradingview

相対力指数(RSI)は39で、低下傾向が続く。ただし、価格が3950ドルまで落ちながらRSIが下げ止まれば強気のダイバージェンス発生も。

反発の場合、まず4750〜4800ドル台が上値目処。これはBofAが2027年第1四半期に示す予測と重なる。木曜日の生産者物価統計が金の方向性を占う材料となりそうだ。

jp.beincrypto.com でJakub Dziadkowiecによるオリジナル記事 バンカメが2026年末の金価格目標を設定 を読む