「ビットコイン」のGoogle検索件数は、100点満点中およそ14まで低下し、過去6年で最低水準となった。オンチェーンアナリストのウィリー・ウー氏は、このような静寂期こそが歴史的に最良の買い時を示してきたと指摘する。
ただし、現在の検索者層は以前と異なる。ビットコイン(BTC)は本稿執筆時点で8万2070ドル付近で推移し、過去24時間で1.5%上昇。残された関心は主にトレーダーが占めている。
ビットコインのGoogle検索低下は買い場か
ウー氏は10月15日、「Bitcoin」と「BTCUSD」のGoogleトレンドデータをシンプルな逆張りルールとともに公開した。
The best time to buy BTC is when nobody is interested in it.
— Willy Woo (@willywoo) October 15, 2026
The best time to sell BTC is when everybody is engaged.
CHART: Google searches for BTCUSD and Bitcoin pic.twitter.com/XcL5LN0KDf
このパターンは過去にも確認されている。Xユーザーのgidwell0x氏によるチャートは、価格と検索データを重ねて表示。2017年12月、ビットコインが約2万ドルでピークを迎えたタイミングで「bitcoin」検索も最大に達したことが示されている。
その後、2018年と2019年の弱気相場では関心が10程度まで沈み、振り返れば強力な蓄積期となっていた。
今は新規参入者でなくトレーダーが主導
今回のサイクルでは、「bitcoin」の検索数が45を超えることはなかった。2017年や2021年のピーク時を大きく下回った。
一方で「BTCUSD」の検索は2025年に過去最高を記録し、10月の過去最高値直前だった。
この乖離は、関心層の変化を示す。今回の注目は好奇心旺盛な新規参入者ではなく、トレーダーやETF時代の投資家が主導していた。ウー氏はビットコインが半減期サイクルを脱し、伝統金融の長期サイクルへ移行しつつあると指摘する。
ただし、このシグナルにはタイミングのズレがある。2021年には、検索への関心が11月の価格トップおよそ6か月前にピークを迎えていた。他の逆張り指標、たとえば極度の恐怖指数でも、同様の遅れが確認されている。
なお、10月のデータは月途中までしか反映していない。各用語はそれぞれのピーク値に合わせてスケールされているため、2つの線を直接比較することはできない。
ビットコインの規模は金や株式に比べてどれほど小さいか
ビットコインの時価総額は、およそ1兆6500億ドルとなっている(最新BTC価格データによる)。
金は推定で約29兆3000億ドルで、ビットコインの約18倍に相当する(ワールド・ゴールド・カウンシルの供給推計)。世界の株式市場は2025年末時点で157兆8000億ドルに達した(世界証券取引所連盟による)。
ウー氏への返信では、この格差を今後の成長余地と見る声が多い。一方で、米国中間選挙や戦争の長期化、エネルギー危機といった要因により、BTCはレンジ内で推移するとの見方もあった。
ウー氏の逆張りルールが有効なら、きょうの静寂は熱狂ではなく蓄積期を示唆。ただし今やトレーダー主導で検索トラフィックが形成されており、Googleデータは従来に比べ投機的な意欲を反映しやすくなっている。
jp.beincrypto.com でJakub Dziadkowiecによるオリジナル記事 ビットコインのGoogle検索件数が6年ぶり低水準 ウー氏は買いサインと指摘 を読む